iPhone標準のPDFビューワでは、あまりにも力不足さを感じたので、ググってみたところAppBankでGoodReaderというアプリを見つけました。
しかも、セールで115円という安さでオトクでした。
★★アップデートでテキストファイルの編集も可能になりました!詳しくは最新の記事で。★★
iPhoneで高速なPDFビューワが欲しくなった経緯は…
先日、電車の中で仕事のPDFを確認して修正案が欲しいと会社から電話が入り、iPhoneのSafariでPDFを閲覧する機会がありました。
1.5MB程度のPDFだったのですが、iPhoneに標準で入っているPDFビューワでは移動もズームも遅いし、確認してメールソフトへ移動すると、PDFを再度読み込み直すというイライラ爆発な動作だったというワケです。
このGoodReaderは、PDFを見ていてイライラさせない2つの特長があるようです。
1つは、iPhone標準のPDFビューワのように複数ページを同時に見せず(左の画像)、1ページずつ表示(右の画像)している点です。
もう1つは、固まってしまうのではなく、レンダリング中だと分かるアイコン(右上の青い四角)を表示する点です。
この2つのおかげで、大容量のPDFでもサクサク動作しているのではないかと思います。
上記は、JASDAにあった日本が誇るH-IIAロケットに関するPDFファイル(5MB)を閲覧した動画です。
はじめにiPhone標準のPDFビューワ(Safari)で閲覧して、その後にGoodReaderで閲覧しています。
Safariではズームで断続的に固まってしまいますが、GoodReaderではサクサクと動いているように見えるのが分かります。(youtubeのアノテーション機能をオンにすると、映像に対する説明を表示します。)
GoodReaderの設定は、とても充実しています。
再度開いた際の状態や、画面ロテートの設定、パスワードをかけたりもできます。
自動ロテートだけでなく、ボタン(一番右)でロテートをサポートしてくれているのは嬉しいです。
寝転がりながらでも、ストレス無く閲覧できます。
また、スクロールを縦方向のみに制限することもできます。(右から2番目)
暗いところで閲覧するときは色味を変えることができます(一番左のボタン)し、閲覧した履歴が記録されているので遡っていくこともできます(左から2番目)。
PDFビューワの設定だけでも、行間や画面輝度、ズームの仕方など多岐に渡って設定ができます。
ヘルプ(英語)もかなり充実していて、ファイルを閲覧中でもプルダウンで素早くアクセスできるから安心です。
画面をタップする場所で、フリックを使わずにページ送りを簡単に操作することもできます。
GoodReaderでゲットしたファイルは、他のアプリ同様、WiFi経由でPCに転送することができます。
また、各種サーバー(WebDAVなど)からファイルをゲットすることもできます。
GoodReaderの凄いのは、PDFのみならず、Office系(エクセル、パワポ、ワード)、テキスト、HTML、静止画、音声・動画など、あらゆるファイルに対応していることです。
簡易ブラウザも備えていて、ページで関連しているファイルを一気にダウンロードすることもできます。
ビックリしたのは、AppBankの記事で紹介されていた、Safariとの連携です。
SafariのURL窓でURLの頭に「g」を付けて読み込むと、このGoodReaderが開いてファイルダウンロードをするかと聞いてきたことです。
これはURLをコピーして、Safariを閉じて、GoodReaderを起動して、EnterURLでコピーしたURLをペーストする手間が省けて最高です。
テキストのビューワは、PDF同様に操作や設定が充実していました。
ちなみに、Windowsのメモ帳などで書いたテキストは、設定で予めShiftJISにしておかないと閲覧できません。
スクロールを自動にしたり、キーワードの検索もできます。
テキストをクリップボードにコピーするのもボタンで一発です。
オフィス系のビューワの高速化も期待していたのですが、こちらはiPhone標準と変わらないようです。
過去にServersmanでエクセルなどのオフィス系やPDF閲覧ができると紹介しましたが、Safariとの連携を考えると、こちらで見る方がずっと良さそうではあります。
あと、WindowsやMacに専用のソフトをインストールすると、USB経由でファイルの送受信ができます。
ちょっとしたUSBドライブとして使える感じです。
日本語が若干化けるのと、GBクラスの重いファイルをiPhoneに入れておくと、カメラロールをPCで受信するときにかなり遅くなるので注意が必要です。
iPhoneのPDFビューワとしては、かなり満足なアプリだと思います。
というか、標準でこれくらいの機能を持っていて欲しいところですね。