ウイルスバスター2009へアップグレードしてみました

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先日、読売新聞のコラムで、サイバー戦争について書かれていました。
某国のサイバー部隊が、各国のサイトへ攻撃を仕掛けているとのことです。

昔は、必要な時に電話回線から繋ぐだけなので、ウイルスメールだけに気を付けていれば問題ありませんでした。
ADSLや光ケーブルで常時接続が当たり前となった昨今、一番怖いのは、主要なサイトを攻撃するために第3者のパソコンを操り人形(bot:ボット)にしてしまう侵入攻撃です。
気が付くと自分も犯罪者にさせられていて、気が付きませんでしたでは済まない事態になるそうです。恐ろしい世の中ですね。

私はウイルスバスターを98の頃から使っており、今までに何度かあったウイルスなどの大流行でも被害に合わずに済んでいます。
もちろん、ウイルスやスパイウェアの攻撃は、最近では毎日行われています。
2002年頃から、駆除レポートは次第に数を増してきました。
そう考えると、最近はこういった悪意ある危険な仕組みが、ネット上にウヨウヨしているといっても過言じゃないんだなぁと改めて実感します。

メイン画面.jpg
そんな中、ウイルスバスターの最新版2009が、いつの間にかリリースされていました。
今回のバージョンは、いつにも増してパワフルらしいので、さっそくオンラインでアップグレードしました。

ウイルスバスターは年会費制なので、入会したタイミングによっては最新版を無料でゲットできるのが嬉しいです。
30日間全ての機能が試せる無料お試し版もあり、じっくり確かめてから年会費を払うことができるので、初めて導入する人でも安心です。

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■「安心」がグレードアップ:強力な個人情報保護機能
今回のバージョンアップでは、従来のクレジットカード番号を送信させない保護機能に加え、キー入力の暗号化が新たに追加されました。
キー入力の暗号化.jpg
これは、
キーロガーと言われる、入力されたクレジット番号などの個人情報を抜き出す攻撃に対する防御策です。
入力時に暗号化されるので、送信保護とダブルブロックできることになります。
我が家でも、嫁が生協の通販に無線LAN接続のパソコンを使うので、万一、WPA暗号が解読された際は嬉しい機能の一つです。

その他にも、従来からあった「有害サイト規制」が、URLフィルタ以外に、ユーザーごとにインターネット利用時間を規制できるなど、機能強化されました。
有害サイト規制.jpg
我が家では、まだまだ子供の使用を親が管理できますが、小学生くらいになったら勝手に使えるようになるので、こういった機能は必要になってくるのではないかと思います。



■「検索」が軽快:ウイルス、スパイウェアの検索
検索について、今回のバージョンアップで一番嬉しいのは、クイック検索とコンピュータ全体の総合検索に、検索の仕方が分かれた点です。
クイック検索.jpg
おそらく、前者はスパイウェア検索で、後者はウイルス検索を含む全ての検索に当たると思います。
前述の通り、昨今の攻撃の主流はスパイウェア攻撃なので、ウイルス検索は時間のあるときや、夜中寝ている間にじっくり時間をかけてやれば良いからです。
実は、ウイルスバスター2008の検索でも両方を検索しており、途中で検索をやめればそこまでの検索と駆除は完了できていました。
今回、明示的に分けることで、手早く済ませたい人と、時間をかけても安心を得たい人などニーズに対応したのだと思います。
もちろん、バックグラウンドで検索はどちらの検索モードでも健在です。

試しに、検索スピードを計測してみました。
ちなみに、使用したのは我が家の古いPCが主体なので、参考にはならないかもしれません。

デスクトップ ノートPC UMPC
メーカ 自作 EPSON 富士通
型番 自作 EDiCube R LOOX U
CPU Pentium4-3GHzHT Pentium4m-1.8GHz A800-800MHz
メモリ 1GB(DDR333 512MB*2) 768MB(PC2100) 1GB(onboard)
HDD 80GB(ATA100, 5400)
250GB(ATA133, 7200)
40GB(ATA33) 40GB
OS XP SP3 XP SP3 XP SP3
可動開始 2003年3月 2003年4月 2007年8月



我が家のPCでの計測によれば、結論から言うと、計測スピードは2008と比べて大して変わりませんでした
ひょっとしたら、あまりパフォーマンスの高いPCではないのが理由かもしれません。
また、逆の言い方をすれば、今回のバージョンアップで更にメモリ使用量が下がっていることを考えると、古いPCでも十分実用で動くソフトとして評価すべきなのかのしれません
あと、ハードディスクに入っているデータの種類によっても、時間のかかり方が大きく違います。
ウイルスバスター2009のプロセスを見ていると、.EXEなどのファイルは念入りに調べているようです。
検索中画面.jpg
検索中の画面は2008と変わりありません。2008で完成したといったところでしょうか。

いきなり購入しなくても、まずは試用で検索速度を確かめることができます。
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■PCの動作をより軽快に:システムチューナー
次に、一番気になっていたシステムチューナーを紹介します。
5年以上という長い間、OSの再インストールもせずにパソコンを使ってきたため、最近パソコンの動作や起動が遅いなぁと感じていました。不要レジストリを掃除するソフトはシェアウェアなどでみかけますが、この機能がウイルスバスターに付いてパソコンの安定化も管理できたらなぁなんて思ってました。
ウイルスバスターのユーザーアンケートで、要望を送るくらいこの機能を熱望してました。
その他のツール.jpgセキュリティダッシュボード.jpg
システムチューナーは、メイン画面に新しく追加された「その他のツール」というボタンから選べる新機能です。その他のツールには、システムチューナー以外にも、詳細なセキュリティレポートを表示してくれるダッシュボードや、盗難にあったPCからデータを守るリモートファイルロック、ブラウザのセキュリティを守るTrendツールバーの、3つの新機能が搭載されています。

システムチューナーは、不要レジストリの削除を含めて、ハードディスク領域の回復、不要スタートアッププログラムの削除、ブラウザのクッキーおよび履歴ファイルなどの削除と、4つの項目でPCの動作を軽くしつつ、セキュリティを高めます
システムチューナー.jpg
必要な項目だけを選んでチューンすることも可能です。チューンする前に、チューン後の効果も表示してくれます。
レジストリの検索に若干時間がかかるものの、チェック自体は全体で1分半程度でした。
システムチューナー_チェック中.jpgシステムチューナー_チェック後.jpg
(画像と下記内容は異なります)
ちなみに、初めてのチェック結果は、ディスクの回復に320MB、レジストリに82個、スタートアッププログラムに8個、インターネットプライバシー(クッキー削除など)に2749個。
これを実際にチューンしたときは、復元ポイントの作成も含めて3分ちょっとでした。
この程度なら、月に1度くらい使用するのなら、面倒にならない時間の投資だと思います。
念のため調べてみたのですが、システムチューンしたからといって、ウイルス検索の速度には関係ありませんでした。残念!



■より親切になったアップグレード(インストール)作業
今回驚いたのが、アップグレードが全て自動化されたことです。
これにより、ウイルスバスター2008より劇的に楽になった点が2つありました。
古いバージョンが自動でアンインストールされる!
シリアル番号が自動で引き継がれる!
前回バージョンでは、古いバージョンをアンインストール中に、自分でWindows標準のアンチウィルスであるWindowsDefenderを起動して、自衛する必要がありました。
また、アンインストールが手動なので、シリアルをメモしてインストール後に入力し直す手間がありました。
我が家は3台のWindowsマシンにインストールされているので、その手間は3倍でした。(汗)
今回は、オンラインでインストール開始すると、途中再起動のプロセスが入るものの、ほぼ自動でインストールが完了するので、とっても楽チンです。
(3台中2台のPCで、1回ずつシリアルが認められないエラーが出ましたが、もう1度再起動すると、何の問題も無くライセンスされました)



■その他、かゆいところに手が届いた部分
細かいところで、分かりやすくなったなぁと思ったのは、ウイルスバスターが不正と認識したプログラムが実行された際、従来は危険と警告するだけで、拒否の解除は問題に応じて自分で例外ルールを設定しなければならず、とにかく面倒でした。
ウイルスバスター2009では、警告ポップアップに拒否を解除できるボタンが搭載されました
これにより、フリーウェアなどのマイナーなプログラムで、毎回うるさく表示される警告を見ずに済むようになりました。
その分、危険か否かの判断は、プログラム名を見て慎重にする必要があります。
ただ、判断を間違えても、例外リストから設定を変えることもできます。
例外リストでも、説明が詳細になり、判断が難しかったレジストリなどの変更について、より分かりやすくなりました。



今後、年末に向けて、ネットショッピングが益々盛んになると思います。それに便乗したネット攻撃なども増えることでしょう。ウイルスバスターは、日々ネットでパソコンを使うとき、しっかりと且つ軽快にセキュリティを守ってくれる安心なソフトだと思います。
従来使っていた方には簡単にできるアップグレードがオススメですし、セキュリティソフト何にしようと検討している方には、無料のお試し版を是非オススメします。↓
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