もりのかくれんぼう

かわいく優しい絵の中に、ゲーム性を巧みに取り込んだ絵本だと思います。
ちょっとした神隠しっぽいお話です。

主人公の少女が森に紛れ込んだ時から、実は後を付けられていたことが分かったときには少々怖かったです。ｗ
学生時代にワンゲルだったのですが、山を降りる際に、遠くまで木々で埋め尽くされた林を抜けることがあります。そして、この誰かに後を付けられているんじゃないか？誰かに見られているんじゃないか？という、ちょっとした恐怖をよく感じたことを思い出します。
もちろん、この本はかわいらしくまとめられているので、怖くはないです。
ただ、団地が昔は森だったというところに、何かひっかかる不思議さが印象として娘に残ったようです。