Xcodeのプロジェクトの基本について学んでみる:よくわかるiPhoneアプリ開発の教科書(CHAPTER4)

今回は、読み飛ばしてしまったCHAPTER4-1~4-2へ戻り、プロジェクト作成の大まかな流れを把握します。

と言っても、前回まで先に進めてしまったCHAPTER4-3からCHAPTER7までの学習で、作ったアプリをシミュレーターで動かす実習は何度もやっているので、Xcodeでプロジェクトを作る流れの基本は把握してきました。

シミュレーターで動かす前にこの章を読んでも、初めての事でイメージが湧かないので、チンプンカンプンだったに違いありません。初めて読むなら、サラっと流す程度で大丈夫そうです。

■CHAPTER4-1
Xcodeでプロジェクトを作る第一歩の説明です。「XcodeでiOSのアプリを作るには、テンプレートをベースにして機能を追加して行く」というのは、後の章でも軽く説明がありますが、ここでキチンと説明されています。
特に、Xcodeに用意された代表的なテンプレートの意味が説明されているので、ちゃんと読み返しておいて良かったです。
まぁ、今までやってきたCHAPTER7までは、Single View Applicationしか使いませんでしたが。

Xcodeを使っていて面白い操作に気が付きました。中央のエディタエリアは、ブラウザの履歴と同じように、2本指で進む戻るが出来ます。これは、いちいちファイルアイコンをクリックしてエディタを切り替えなくて済むので便利です。

■CHAPTER4-2
ここでは、iOSアプリを作る上で重要な3つのファイル、.h、.m、.xibそれぞれの説明と関係、リンクの仕方について学びます。
先に前倒しでやったCHAPTERには出て来なかったリンクの方法として、アシスタントエディタを使う方法が説明されていました。自分で考えたアプリを作る時は、Xcode4から追加された方法が便利そうでした。
次に、CHAPTER7まででもキチンとした説明が登場していないAppDelegateが登場します。
「プロジェクト名AppDelegate」(デリゲート)というファイル名で、.hと.mのファイルがあるようです。
iOSアプリの初期化や終了処理、複数画面を持つアプリの共通のデータを持たせ、データの橋渡しをする仕組みのようです。実際にやっていないので、まだイメージが湧きませんが、後の方の章で実習しそうです。
また、デリゲート(委任)という概念についても優しく解説されていました。

最後に、用語を調べる方法として、Jump to Definition機能が紹介されています。クラスのヘッダーファイルへジャンプできるようで、使っているクラスがどんな内容かを調べるのに良さそうです。

読み飛ばしたところとしてCHAPTER2があるのですが、Xcodeのウィンドウの名称やiOSシミュレーターについて軽く触れている程度なので、「このウィンドウって何て名前だっけ?」というような時にチラと見る程度で十分な内容です。
少しCHAPTERを行ったり来たりになりましたが、次はCHAPTER8へ戻って、iOSアプリでWebを扱う学習をします。

★★★自作iPhoneアプリをAppStoreでリリースするまでの道のり★★★