前回、感動の初iPhone書き出しを「よくわかるiPhoneアプリの教科書」で体験して早くも1ヶ月以上が経ちました。
最初に頑張りすぎたせいか、しばらくMacBookを開くのも嫌な気分になりました。既に、iPhoneアプリをリリースするまでのスケジュールを作った時の心意気は、
無いに等しい状態にまでモチベーションが下がってしましました(人間ですから。。。)。
前述の記事を読み返してみると、通しでアプリを作る参考書籍で引き続き学習する必要があると自分で書いていました(「遅れを取り戻す!」という意気込みについてはスルーw)。
通しでとなると、スタート画面があって、メイン画面があってと言うことになり、やっぱりゲームしか無いなと考えました。
ネットで参考サイトは無いかと探したのですが、ネットには誘惑がたくさんあって全然先に進まない。で、再び本屋で参考書籍を探して、今回選んだ「15歳からはじめる iPhone わくわくゲームプログラミング教室」に行き着きました。
タイトルと表紙からして、40になるオッサンがレジで買うには恥ずかしかったのですが、すぐにでもモチベーションを上げる必要があったので気にせず即買いしました。
ActionScriptでゲームやコンテンツを作ったことのある自分にとっては、最初からコッチを買っていれば良かったと思える内容でした。
前回、学習に使った「よくわかるiPhoneアプリの教科書」が、iPhoneで出来る事をツマミ食いで体験するのに対して、本書はミニゲームを作ってアプリを作る体験をする内容になってます。
(「よくわかるiPhoneアプリの教科書」には凄く初歩的なことが書かれているので、開発自体iPhoneでやるのが初めてという人にはオススメです)
ここからは、本の内容です。
■第1章「開発環境の準備」:
「リソースファイルとは」や「プログラムとは」から「iPhoneとパソコンの違い」など、15歳の年齢層をターゲットにしているだけあって、超基本的な内容から話が始まります。
「Objective-C」「Xcode」「iOS SDK」などの言葉、「フレームワーク」についても軽~く学びます。
この辺の話は、「よくわかるiPhoneアプリの教科書」には載っていないので、初めてプログラミングに取り組む子供には丁度良いかもしれません。
章の最後にXcode4.2のインストール方法が書かれています。
ただ、さすがに「よくわかるiPhoneアプリの教科書」と被るところが多いので、目だけ通して読飛ばしました。
■第2章「Objective-Cプログラミングのキホン」:
先ず最初にXcodeの概要について軽く触れ、途中からはソースコードの入力について話が始まります。
ソースコードを入力する上での注意点から、コメント、デバッグの話などが、子供でも分かるように必要最低限の量で説明されています。
最後に実際のプログラミングの話があります。変数、演算子、データ型、乱数(ゲームの本だから?)、条件分岐、比較演算子、ループ(for/while)、メソッド、クラスと、量は最低限で徐々に内容が難しくなっていきます。
if文の括弧の付け方の種類、インデントの仕方という基本的な話から、double型を使う注意点など、少々マニアックな話も出てきました。
ループの辺りまでは、「よくわかるiPhoneアプリの教科書」と被るところが多いので、目だけ通して読飛ばせました。
私にとって収穫だったのは、引数つきメソッドの書き方やクラスの継承が説明されていたことです。
特に引数付きメソッドの書き方については、自分の分かるActionScriptだと、以下のような関数を
function xSum(num1:int, num2:int):int {
var answer:int = num1 + num2;
return answer;
}
trace(xSum(1,2));
↓Objective-Cでは以下のように書くと分かっただけ収穫です。↓
-(int)xSum:(int)num1 num2:(int)num2{
int answer =num1+num2;
return answer;
}
NSLog(@"%d", [self xSum:1 num2:2]);
「よくわかるiPhoneアプリの教科書」では、変数からループまでは丁寧に分かりやすく書かれていたのですが、引数つきのメソッドやクラスの継承については書かれていませんでした。
まぁ、本の目的が違うので、それは仕方の無いことだと思います。ただ、本の厚みの都合から、15歳の子供には少し敷居が高い内容かなと思いました。
次の章から、神経衰弱のゲームを作るレッスンが始まります。
やっと、通しでアプリが作れるようになります。また少し、モチベーションが上がってきました。
★★★自作iPhoneアプリをAppStoreでリリースするまでの道のり★★★