intel D525MWでPCサーバーを組み立てた

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このブログを動かしている自宅サーバーは、VIA Edenというマザボで組んで、2004年初めから電源入れっ放しで稼働しています。
組み立てた2003年末当時は、1GHzのCPU付きで低消費電力は、時代の先を行く画期的なマザーボードでしたが、

販売から9年経った現代では少々役不足です。
ということで、新しい自宅サーバーを組み立てる事にしました。

組み立てるに当たっては、以下を基準にパーツの検討をしました。

  1. 現行のサーバーより性能は上回る。
  2. ケース抜きで税込2万円に抑える。
  3. ケースの容積は現行のサーバー以下。

1.は目的がそうなので当たり前ですが、2.は少ない小遣いからの制約です。w
3.は、家庭内の事情で、これ以上の容積はNGとなりました。

この結果、使うパーツは以下のようになりました。

  • マザーボード:intel D525MW(7,350円)
  • ケース:SEED miniITXケース MA-280B2-90W(7,600円)
  • メモリ:シー・エフ・デー Elixir D3N1333Q-4G PC10660 CL9 4GB(1,980円)
  • HDD:Western Digital Scorpio Blue 2.5inch 750GB SATA (6,000円くらい)

※価格は、すべて送料・税込。

計約23,000円で済み、ケース抜きなら15,000円程度なので第1基準クリアです。
この時期、タイの洪水の影響で、電子部品が高騰し始めました。同じハードディスクが、Amazonで1万4千円以上しているので、早い内に買っておいて良かったです。
<追記>———
このハードディスクは1年も経たずに壊れました。orz
</追記>———
当初は、現行のケースを使い回そうと思っていたのですが、ケースの電源仕様が古過ぎて、D525MWには使えませんでした。orz

マザボの選択範囲は狭く、intelかVIAかAMDの3つで考えましたが、コストパフォーマンスと流通性の最も高いintelのD525MWにしました。

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写真は、iPhoneとの大きさ比較です。この小さいサイズながら、ハイパースレッディングで擬似的に1.8GHzのクアッドコアになります。我が家では、iPhone4sに続く2つ目のマルチコア・マシンです。
まぁ、言ってもATOMなので、ネットブック向け程度の性能ですが、自宅サーバーには十分です。

9年前は、選択肢すら無かったので、イイ時代になりました(VIA Edenは19,000円くらいで買いました)。

マウスとキーボードは、現行機で使っているUSB分配機経由のWindows用が使えました。イーサネットケーブルは余ってたやつを使いました。それ以外は、付属品で足りました。
CPUのTDPを考えて、電源容量は90Wにしました。残念ながら時流に逆らう方向ですが、アイドリング中は50Wも超えないでしょうし、一般的には電気を食わないアダプター電源です。

ケースのパッケージから紹介します。

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ケースのデザインもさることながら、なかなかオシャレなデザインです。

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環境に優しそうな、無駄のない簡易緩衝材です。

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中身一式です。初心者向きじゃ無いですが、組み立て方のマニュアルも付属してます。1度自作した経験があれば、書いてあることは何と無く勘で分かります。

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製品名にピアノブラックと冠するだけあって、筐体表面はテカテカで、ちゃんとシールで保護されています。

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筐体に使用されている鉄板は、厚めで意外に頑丈そうです。

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ケースのフタを開けたところです。フタは、摘めるタイプのネジ2つを回せば簡単に開きます。

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小さいドライブベイです。今回は使いませんが、構造体の一部になっています。

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大きい方のドライブベイを外すには、このプラスチックの部品を外さないとネジを回せません。

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これでドライブベイを外すと、、、

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こんな感じで、マザボ受け入れ準備完了になります。

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外した大きい方のドライブベイに、2.5インチのハードディスクを装着しておきます。

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さて、マザボの出番です。
メモリは先に取り付けちゃいました。ノートPC用のメモリは、取り付けが楽です。
intel D525WにはCPUファンが無く、巨大なヒートシンクが特徴です。

<追記>—–
気になる熱ですが、ケースはそこそこ熱くなります。
冬の寒い部屋なら、暖かくなる程度です。
まだ夏に試してないので何とも言えませんが、1ヶ月の連続稼働でWEBサーバーを運用する分には、何の問題もありませんでした。
—–
<追記>—–
意外に熱くてHDDが壊れたかもしれないので、寒くなるまで外付けのUSBファンで凌いでます
—–

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マザボが入るように、ケーブルを退けます。

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おっと、その前にバックパネルを取り付けなければなりません。はめ込むのに硬くて苦労しました。

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マザボを入れます。
ケース内部が狭いので、入れ方に工夫が必要です。
まず、バックパネル開口部にマザボのコネクタを入れます。シールドの出っ張りがたくさんあって、引っかかるので苦労しました。

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バックパネルが落ち着いたら、マザボを倒すように、フロントパネル側も入れます。こちらはこちらで、配線が引っかかって、マザボを入れにくかったです。でも、これも超コンパクトマシンを作るためです。

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フロントパネルのケーブルをマザボに繋げます。
レゴみたいに図入りで分かりやすいマニュアルが付いているので、接続方法は思ったより簡単に分かりました。

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ケースファンのケーブルをマザボへ繋ぎます。ファンは思ったより静かでしたが、気になるようなら別途購入するつもりです。

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配線引き回しはこんな感じになりました。CPUファンが無くて良かった。

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ハードディスクを装着したドライブベイをケースへ戻して、SATAと電源ケーブルを繋ぎます。

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SATAケーブルのマザボ側も繋ぎます。

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ドライブベイを戻すとこんな感じで、ギュウギュウに詰めた弁当箱のようです。

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でも、ケースのフタをしたらスッキリ。組み立て完了です。

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iPhoneと大きさを比べると、如何にコンパクトなケースであるかが分かります。

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現行機同様、縦置きなので足を付けます。ネジ4つで付けられます。

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足を付けたら、安定感が出てイイ感じになりました。
ケースの品質は値段相応なので、過度な期待は禁物ですが、パッと見には十分です。

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我が家のLinuxマシンたちです。
一番左のグレーなマシンが現行の自宅サーバー、一番右の黒い小箱はLinkStationです。
新サーバは少し背が高くなりましたが、奥行きは小さくなりました。
LinkStationに立てかけてあるiPhoneは、大きさ比較用です。
<追記>——-
と、ここまで良い感じでレビューを書きましたが、このケースは残念ながら1年2ヶ月で電源がお亡くなりになりました。orz
前のMini-iTXケースは、点けっ放しでも8年保ったので、今回は外れクジを引いたようです。
新しいケースに替えました

ちなみにマザーボード(intel D525W)の方は、2年半連続常時稼働でバリバリ働いてくれてます。
</追記>——-

マシンが組み上がったところで、次はLinuxをインストールします

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