先日、家族で横浜にある三菱みなとみらい技術館へ行ってきました。
ここを見つけたのは数ヶ月前に遡りますが、本当は隣にある横浜美術館の駐車場に止めるつもりが、間違えて三菱横浜ビルに止めた時に、1階に上がってみたら三菱みなとみらい技術館があったという超偶然の出来事からでした。
その時に、エントランスにある模型(H-IIロケットやISS)を見ただけで入ってみたくなったのですが、閉館間際だったので諦め、今回やっと念願がかなったというわけです。
それほど広いスペースでは無いと思うのですが、三菱重工が得意とする宇宙、海洋、交通、環境などがギュっと詰まった博物館です。
料金は大人300円、子供100円と良心的で、ホームページにあるクーポン券を印刷していけば、100円引きになります(つまり子供は無料!)。
駐車場は、制限無しの30分250円なので、制限無し同額ですが初回90分だけ500円という隣の美術館駐車場の方がお得です。
気合を入れて歩けるなら、馬車みちにあるTimesが1日制限1800円なので一番得かもしれません。
館内は飲食禁止ですが、所々に休憩エリアと自販機があり、チケットを見せれば一時退館も可能です。建物の外に出るのが面倒なら、喫茶店が入り口にあります。
博物館と言っても、単に展示物が並べられているだけでなく、実際に触ったり、体験したり、子供が飽きないようにするインタラクティブな仕掛けがたくさんあります。
写真は、複数のプレーヤーで1つの惑星を探検しながら知識を得ていくゲームです。入館時にもらえるカードで遊べます。プレイは1人連続して5分までなところも、子供がズル並びをしないよう工夫されています。
写真は三菱が誇るロボット。ちょっと音声認識がイマイチなようで、子供たちが話し掛け捲っていましたが全く無視してワンマンショーを演じていました(これを見るとGoogleの音声認識がいかに優れているかが分かります)。
あとは、とにかく実物大の模型が多いので、インターネットでは味わえないような迫力があります。写真は深海探査ロボットですが、こんなのが海の中を泳いでいるかと思うとワクワクしてきます。
各テーマはゾーンとして分けられています。
1階には、海洋、宇宙、交通ゾーンがあります。
海洋ゾーンの目玉は、しんかい6500の実物大模型です。なんちゃってシミュレーターもありました。また、正月に大桟橋で実物を見た飛鳥IIの大型模型は精密で魅力的です。
宇宙ゾーンでは、主に太陽系を中心にした知識が得られます。H-IIのメインエンジン実物大模型と旧型実物は迫力あります。
宇宙パイロット適正試験というゲームがなかなか面白かったです。
交通ゾーンでは、主に都市交通に関する展示があります。
目玉はバスシミュレーターです。子供の列が絶えませんでした。
2階は環境ゾーンと、技術探検ゾーン、乗り物歴史エリア、みなとみらい技術館の一番人気であるトライアルスクエアがあります。
環境ゾーンには、エコに関する展示があります。
目玉は、先ほどのマルチプレーヤーゲームです。これも子供の列が絶えませんでした。
私がかなりワクワクしたのが、2階の過去の過去の乗り物エリアです。子供の頃、図鑑で見ていた乗り物の大型模型がワンサカあります。
技術探検ゾーンでは、てこの原理や浮き沈み、飛行などを、実際に体験したり、大型の動く模型で見ることができます。
そして、みなとみらい技術館一番の目玉はトライアルスクエアです。ここは全てコンピューターを使って体感するところで、ちょっとした遊園地のアトラクションのような感じです。
参加時間が決まっていて事前に予約が必要ですが、3DCADやスカイウォークは人気があるので早めに行かないと予約が終わってしまいます。
ウチも昼食を食べた後12:30頃にノコノコ来たので、残っていたのが写真のFutureFactoryだけでした。これは、30人くらいで4つのテーブルに分かれ、制限時間内に飛び回る部品をワイヤーフレームの設計図に当てはめていくゲームです。映像は全て3Dなので貸与される眼鏡をかけます。また、エアホッケーのようなマウスを大画面テーブル上で滑らせて、チームで遊ぶゲームなので見知らぬ人との協力が必要です。人気が無いためか、すぐに予約できたので2回ほどやってしまいました。
入館料は安く、子供も大人も楽しみながら科学が勉強できるので、かなりオススメなスポットです。
帰りに館内にあるみやげ物屋に並んでいる工作キットを見ていたら、小学5年の頃に友人たちと通い詰めた逓信総合博物館を思い出し、また何かハイテクなものを作りたい欲求にかられ始めました。