ファイルを消してもMacのハードディスクの残り容量が一向に増えない時

2012年の1月に買ったlate2011なMacBookProも使い続けて丸2年半が過ぎました。
気が付くと、500GBのハードディスク容量も残りわずか。。。

きっと、MacBookProを使い続けた結果、いろいろなゴミが溜まってどんどんハードディスクの残りが減っていくんだな。もうそろそろ寿命が近いんだな、と勘違いしていました。
いや、そんなハズはありません。
そこで、Macのハードディスクがどんな状態になっているかを知るべくググって見た所、Macのストレージを可視化できる「Disk Inventory X」というのがあるというのを知り(LifeHacker.jp)、早速インストールしてみました。
Disk Inventory Xで大きく占有している四角をチェックしては、家族のビデオやらWindows時代のデータやら、とにかく移動できるものは本当に必要なファイル以外全てLinkStationへ退避し、100GBくらいは空けました。
でも、時間が経つと何故かハードディスクの残量は減る一方。特に、TimeMachineへバックアップを取るタイミングで、残量が減る気がしていました。

そうやって空けた容量も、あっという間に残り6GBになりました。
万策尽きたのでググってみると、こちらのページ(Appleサポートコミュニティ)で様々な対策が書かれていたので実践してました。
その中でも、sleepimgeファイルの消去は非常に役に立ちました。数十GBは稼げました。
また、MacBookProを2年半使って、バッテリー0にしちゃったことは2回くらいしかないので、スリープイメージを作成しないようにしました。

それでもハードディスク残量は減り続けました。
ちょっと血迷って、Disk Diagというキャッシュなどを減らしてMacの空き容量を増やすアプリも買いました。キャッシュがたくさん残っていた最初だけは数GB増やせましたが、毎日使って大きく容量を増やすようなことには役に立ちませんでした。

いよいよ何かおかしいと思い、Disk Inventory Xで見ている時に、上から真ん中まで占めている青い「cores」という部分が気になってきました。最初は、システムが何かに使っているのだろう、消して起動しなくなって地獄にハマることは避けたかったので見て見ぬ振りをしてきました。
とりあえずググってみると、こちらのページ(MyNetSupport)でcoresは消しても良いデータであることが分かりました。
もう少し調べてみると、Appleサポートコミュニティにも同様の事が書かれていました。

コアダンプって何よってことでWikiを見てみると、「ある時点の使用中のメモリの内容をそのまま記録したものであり、一般に異常終了したプログラムのデバッグに使われる。」とありました。
どうやら、私が持っているMacのアプリのどれかがバグっていて、コアダンプを吐き出し続けていたようです。それを知らずに溜め続けた結果、2年半で290GB近くものコアダンプを溜めてしまい、それがハードディスクの容量を圧迫し続けていたという訳です。

原因が分かれば話は簡単。Appleコミュニティにあるように「sudo rm -r /cores/*」をターミナルで実行し、Macのパスワードを入れたら少し時間がかかった後、コアダンプ分の約290GBが全部空き容量に変わりました!
(Appleコミュニティに「#入力ミスをしないよう、コピー&ペーストで実行してください。」とありました。念のため、自己責任でどうぞ。)

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なんかMacBookPorが生まれ変わってくれたような気分です。もう、何か作業をする度にハードディスクの残容量を気にする必要がありません。素晴らしい!
でも、コアダンプに気付くまで、MacBookのハードディスクでデータの取捨選択をした結果、無駄なファイルを削る事ができたのはチョットした副産物でした。w