iTapRDPからVMWareFusionのWindowsXPをリモート

iPhone5 OK
iPhone4s OK

RemoterVNCというアプリを使って、iPhoneからMacへのリモートはできたので、今度はiTapRDPを使ってVMWareFusionに入ったWindowsXPをリモートできるか試してみました。

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仮想PCと言えど、リモートには実機同様の準備が必要です。先ずは、VMWareFusionにインストールされたWindowsXPの設定です。
マイコンピュータを右クリックして、プロパティを開きます。リモートタブを開いて、リモートデスクトップにチェックを入れます。必要なら、リモートユーザーの選択で、受け付けるユーザーの限定もできます。

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次はファイヤーウォールです。多分、設定せずにリモートデスクトップがチェックされてると思いますが、一応念のためチェックされているか確認します。

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XPの設定ができたら、VMWareFusionの設定です。
メニューバーから、仮想マシン>ネットワークアダプタで「ブリッジ(自動検出)」を選びます。但し、ブリッジ接続にすると、WindowsがMacというバリアから出てムキ出しの状態になります。接続しているLANの環境によっては、Windowsにセキュリティソフトを入れた方が良いと思います。
ちなみに、NATは内から通信を始めることはできますが、外からの通信には応じないようになってます。Webの閲覧や、LAN内のコンピューターとのやり取りなら、NATで十分です。

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ブリッジ接続へ切り替えると、Windows上で一旦接続が切れ、繋ぎ直しに暫く時間がかかります。
その後、実機ルーターに固有のPCと認められ、Macとは異なる別のIPを割り振られます。つまり、LAN内のPCなら、リモートできるようになっています。

これで、ホスト側の設定は終わりです。今回はVPN経由でiPhoneから接続するのでコレだけですが、ルーター越しの場合はポート転送などの設定も必要になります。

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今度は、iPhoneの設定です。と言っても、VPN接続で繋ぐので、スイッチを入れるだけです。

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最後にiTapRDPの設定です。先ほどルーターに割り振られたIPを使います。
Label名は任意で、ユーザー名とパスワードを入れなくても接続は始められますが、途中でWindowsログイン画面でマウス操作をさせられる羽目にあうので、入れておく方が無難です(iTapRDPについては、過去の記事をどうぞ)。
Saveして、登録したセッションで接続すると、、、

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接続できました!
でも、ちょっとWindowsの雰囲気が、Windows95みたいですね。

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iTapRDPのセッションリスト(Bookmark?)で、先ほど登録したセッションの「>」マークをタップして開きます。
下の方にAdvancedがあるのでタップします。

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ここに3G Performanceというメニューがあるのでタップします。
ちなみに、iTapRDPを初めて使う場合、3G回線でのアクセスをするならEnable 3G Modeをオンにする必要があります。

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3G Performanceでは、好きな効果が選べますが、付けすぎるとデータ転送量が多くなるので鈍くなってしまいます。
今回は、Themes:だけチェックしてWindowsXPの化粧にします。見慣れた画じゃないと、操作に戸惑ってしまいますからね。
これで、画面を戻してSaveして、セッションを繋ぎなおします。

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今度は、ちゃんとWindowsXPの化粧になりました。しかも、RemoterVNCを使ってMacでフルスクリーン表示しているWindowsXPを操作するよりも、体感で分かるほど反応が速い!さすがRDP!
iTapRDPの最新版は、iPhone4sのデュアルコアに最適化されているので速いですし、Windows側の音もちゃんと出てくれます。

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iTapRDPが良い点の1つに、アクセス中は別のアクセスしている画面がログイン画面になることですね。RemoterVNCだと、ミラーリングになってしまうので、何をしているのかMacの画面で見えてしまいます。

自宅のメインPCをMacにしたことで、iTapRDPはもう使わなくなってしまうかなぁと思っていたのですが、反応が速くて快適な操作が出来るので、まだまだ活躍しそうです。


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