「よくわかるiPhone開発の教科書」で始めたiPhoneアプリの開発学習ですが、教科書の順序に逆らって、いきなりHelloWorldをシミュレーターで動かしました。
更にそのまま続けて、様々なインターフェースを動かしてみたいと思います。
やっぱり新しいことをやるからには、モチベーションを下げないように、やってる感を実感できる学習がしたいところです。そのため、Xcode4をインストールした後、いきなりCHAPTER4-3へ進みました。
今回は、そのままCHAPTER5へ進んでいきます。
「よく分かる~教科書」のCHAPTER5では、iPhoneの基本的なパーツを使う練習をします。ここでは、代表的なiOSのインターフェースを実装する方法を、9つの節で学ぶことができます。
CHAPTER5-1では、HelloWorldでも使ったUILabel(ラベル)を学びます。
CHAPTER5-2では、UIButton(ボタン)ラベルを学びます。
CHAPTER5-3では、UITextField(1行のテキストフィールド)を学びます。
CHAPTER5-4では、UITextView(複数行のテキストフィールド)を学びます。
CHAPTER5-5では、UISwitch(オンオフスイッチ)を学びます。
CHAPTER5-6では、UISlider(スライダー)を学びます。
CHAPTER5-7では、UIDatePicker(日付の設定)を学びます。
CHAPTER5-8では、UIAlertView(アラート)を学びます。
そしてCHAPTER5の最後、-9ではUIActionSheet(アクションシート)を学びます。
教科書のCHAPTER5に出てくることは、Xcode4.2との特別な違いはありませんでした。各節では、概要->説明->練習の順に学ぶことになっていますが、概要を読んで説明はサラっと流し、練習に取り組む的な感じの進め方で十分でした。
概要は、どんなことをするかが書かれているので読んだ方が良いですが、説明はどんなプロパティが使えるか?といったリファレンス的な意味が大きいです。
そして毎回その順の繰り返しになっています。
あと、ここで何回か学習を繰り返している内に、IB(インターフェースビルダー)と.h、.mファイルの3つを行き来して、アプリを組み立てて行くというのが何となく分かってきます。
IBにパーツを配置するところから始まるというビジュアル優先な感じが、Flashユーザーにはフレンドリーでとっつきやすいです。
.hファイルは、ちょうど初期設定のようなファイルで、使うオブジェクトを書き連ねるようです。「ボタンが押されたら」というトリガーもここに書きます。
.mファイルには、.hファイルで記述したイベントを受けて、どうするかのファンクションを書きます。ラベルに文字を表示するなど、実際の動きはここに書くわけですね。
書く場所と書き方(特に「[~]」が多い!)が違いますが、何となくActionScriptと似たようなところがあって安心しました。
IBのFile’s ownerというボタンから、各パーツへグイっとラインを伸ばして接続するという操作が印象的でした。まるで、DreamWeaverのリンク付けのような操作です。
これを繰り返している内に、コードの書き方にも共通点が出てくるので、「この書き方はどういう意味なんだろう?」とCHAPTER3をリファレンス的に使って調べるようになると思います。
「よく分かるiPhoneアプリ開発の教科書」が上手いな〜と思ったのは、CHAPTER5-1から5-9までスムーズに難易度が上がるように導いてくれている所です。ワンポイントや、一部Xcode4.2との違いも補足として書かれているので、私のような初心者には安心できます。さすが、森先生です。
ちなみに、説明を軽く読み進める程度なら、CHAPTER5は全章2時間もあれば十分です(実習〔PRACTICE〕を、書籍に書かれている通りそれぞれ5分でというのは厳しいと思いますが。w)
次は、CHAPTER6で画像の扱いを学習することになります。
★★★自作iPhoneアプリをAppStoreでリリースするまでの道のり★★★