iPhoneでアプリをたくさん使うと、iPhoneの物理メモリが急激に減って動作がもたつくことがあります。しかも、慌ててアプリを消しても、暫く物理メモリの空きができなくてなかなか解消されない事も多々あります。
この状況を一気に解消できるのがiMemoryGraphというアプリです。
実は、同じような機能を持つアプリとして、過去にMemoryStatusというアプリを紹介しました。このアプリも良かったのですが、満足行くまで物理メモリの空きを増やすには何度か解消を実行しなければなりませんでした。
iMemoryGraphは、一度で一気に物理メモリの空きを増やせるのが特長です。
ちなみに、このアプリは最初に無料でダウンロードできます。無料版では、広告が表示され、物理メモリの使用状況などは確認できるものの、開放が出来ないようになっています。
過去に紹介したGoodReaderのアドオン同様、アプリ内で課金をすることで有料版に切り替えることができます。
有料版では、広告削除とメモリ開放機能の他に、現在の状況をメールで送信することができます。
さて、前置きはこの程度にして、ここからは実際に有料版の使用レビューです。
起動直後の画面です。このアプリは至ってシンプルで、画面下に表示された「グラフ」「デバイス情報」「プロセス一覧」「設定」の4つが主な機能です。
まず、起動直後には現在のiPhoneの物理メモリ使用状況が表示されてます。
ちなみに、緑のFreeと書かれたラインが物理メモリの空き容量を表します。ここが小さいほどiPhoneには余裕がないので動作がもたつき、大きいほどiPhoneには余裕があって本来の性能を発揮する事になります。
ここで、イナズマのアイコンをタップすると、、、
この通り緑の折れ線グラフが一気に上昇!!使われていない物理メモリの空き容量を一気に増やす事ができます(設定にあるアプリのサポートページにもありますが、この機能で他のアプリに不具合をおよぼすことはありません)。
尚、グラフはスライドすることで過去へ遡る事ができます。左へ行くほど古い情報になり、起動直後は右端の最新情報を表示することになります。
ゴミ箱ボタンをタップすることで、過去のデータを消すことができます。
次に、デバイス情報の欄です。ここでは、iPhoneに関する情報が閲覧できます。
例えば、iOSのバージョンやディスク(フラッシュメモリ)の空き容量、アプリの数、3GやWiFiのIPアドレスからMACアドレスまで表示されちゃいます。
特に、ディスクの使用容量は保存している楽曲やアプリ、そのデータの総容量を表し、ディスクの空き容量はその逆、つまりあとどれくらい楽曲やらアプリが入るかを意味します。
3GSの物理メモリは256MBしかないんですね。iPhone4は512MBもあるというのに!
そして、プロセス一覧ですが、ここは現在iPhoneで動作中のタスクを表示します。WindowsやLinuxでいうタスクマネージャのランプロセスみたいなもんです。
普通に使ってる分には、ここのお世話になる事もないかと思います。
ここまでの画面でメールが飛んでいくようなスライドツマミがありますが、これを右いっぱいにスライドさせると、、、
現況をメールで送れるようになります(これは有料版の機能です)。
まぁ、普通にiPhoneを使う分には使わなそうな機能ですかね。
最後に設定です。ここでは、アプリの設定やデータの初期化ができます。
また、無料版を有料版にするには、ここの広告削除の欄のボタンをタップします。上手く有料版にならなかった際も、サポートページに対処方法や連絡先が載っています。
ボタン配置は、グラフのページでゴミ箱とイナズマのボタン配置を左右逆にすることができる機能です。
メモリの開放ではよく使いますが、フラッシュメモリの残容量が少なくなってきた最近は、あとどれくらい残ってるかの確認にも使うようになりました。