iPhoneで地震情報を素早くキャッチ:ゆれくるコール

IMG_4433 
3/11に宮城沖から始まった東北関東大震災により、1週間以上経った今も、震度5~6の余震が続いています。冷静に考えれば、小規模な余震が多いほうが変に活断層にチカラが溜まらなくて良いことは分かりますが、余震とは言え震度5以上の地震は不安です。

以前から、iPhoneに「ゆれくるコール」というアプリを入れていたのですが、真剣に使うことが無かったので使い方を把握していませんでした。しかし、今回の東北関東大震災で、自分や家族の身に危険を感じたためか、改めてこのアプリの使い方を覚えておこうと思いました。

IMG_4434 
起動すると、オープニング画面の後に緊急地震速報一覧が並びます。この一覧は、地震が発生した震源ごとに、リストアップされています。
これが基本画面というか、このアプリの全てです。アプリの使用目的が緊急のものなので、実際のパニック状況ではシンプルな方が助かることを実感しました。
一覧にリストアップされた各震源では、3つの情報が表示されます。震源地が赤文字、発生日時がその下に西暦から秒まで、そして最大震度です。
ここで、各震源をタップすると、、、

IMG_4441
震源がGoogleMap上で、刺さった赤いピンにより示されます。これだけでも、万一沿岸に居た際は、津波の危険性が分かるので非常に分かりやすいです。
もちろんGoogleMapなので、ピンチ操作でズームできます。
ピンをタップすると、、、

IMG_4444 
一覧で表示されていた内容と同じものが表示されます。
さらに、ポップアップ内の青い「>」ボタンをタップすると、、、

IMG_4445
震源の深さ、マグニチュードなど、一覧よりも詳細な情報が表示されます。

ここからは、設定などの話に移ります。

IMG_4434b
一覧の画面に戻って、画面左下の矢印が巻いているボタンをタップすると、一覧を再読み込みして更新します。今のように、余震が頻繁に起きるときは便利です。
そして、画面左上の設定をタップすると、、、

IMG_4436
設定画面が開きます。ここでは、通知震度と予測地点(つまり自分が注目したい震源地)を登録できます。

IMG_4437 IMG_4438
通知震度は、震度1以上から震度7以上まで、または全部か通知しないを選べます。何でこんな設定項目があるのかと言うと、、、

IMG_4442
実は、ゆれくるには地震の事前通知機能があります(この機能を使うには、アプリからの通知を受け取るかとポップアップで聞かれる際にOKを押す必要があります。また、後述の予測地点を設定する必要があります。※但し、ユーザ数が増えるとサーバ処理に遅延が生じて、通知が遅れるまたは行かないこともあるそうです。実際、最近は通知が来ません。)。
iPhoneがスリープ状態でも、待ち受け画面に地震の事前通知が表示されます(遅延があった場合には事後通知になってしまうことも。。。)。
この通知のレベルを決めるのが、先ほどの通知震度になるわけです。なので、この時期、関東以北に居る場合は、震度1以上にしてしまうと小さな余震も全部通知してくるのでうるさくて仕方がありません。しかもアラームも結構ドッキリするようなチャイム音なのです。
なので、私は普段は震度4以上、寝る前は震度5強以上にしています。
ちなみに、マナーモードだとチャイムは鳴らないので、この通知をちゃんと受け取りたいのならマナーモードをオフにしておく必要があります。先日も、うっかりマナーモードにしていて、家具転倒防止棒を取り付けるという不安定な作業をしているときに、大きな揺れを知ることができませんでしたorz。

IMG_4439
次に予測地点です。これは、GoogleMap上で赤いピンを立てて、自分の注目したい震源を設定しておきます(GoogleMapが認識できない場所もあるので、その際は少しズラしてあげると良いです)。
関東在住の場合は、関東圏に立てておくと良いと思います。私は職場に立てました。
と、こんな感じでゆれくるコールの使い方説明は終わりです。無料だし、非常にシンプルなので、この時期には入れておいて邪魔になることは無いアプリだと思います。

IMG_4402 
この画像は、QuakeZonesという無料のアプリで3/18から直近1週間以前に遡って起きたM6以上の地震分布図に、ネットで拾ってきた大陸プレートの境界を重ねた図です。東北沖が頻繁に起こっているのと、本州が乗っかる北アメリカプレートの反対側境界に位置する長野や静岡でも大きな地震が発生しています。また、日本海溝沿いに茨城沖まで震源が降りてきています。
私は関東在住なので、気になるのはフィリピン海プレートとの境界です。先日、東大の教授がテレビ番組の電話インタビューで「東北関東大震災が引き金で、プレートによる周囲の影響はあるかもしれないが、東海大地震のような大きい地震が発生することは考えられない」と応えていました。しかし、未だに関東以南で大きな余震が無いので、予断を許さない状況には間違いなく、この「ゆれくるコール」からの通知からは、暫く目が離せそうにありません。

このアプリをiTunesStoreでチェック!