先日、AppStoreで人気ランクが急上昇していたアプリ「iDaily Pro」がありました。見てみると、VOA(※wiki)を扱った英語のアプリで、テキストを見ながら音声が聞けるとのことで、iPhoneで英語学習をしていたこともあり、早速購入してみました。
★★★アップデートでiDaily Proが、さらに使いやすくなってました!★★★
起動後の画面はメインメニューになります。
前述の通り、このアプリの基本的な目的は、VOAで配信されるニュースを音声で聞きながらテキストを見ることです。
オマケの機能として、内蔵辞書を使って単語を調べ、一風変わった単語帳を作ることができます。また、外部連携で別途インストールされた辞書やネット上の辞書で単語を調べる事もできます。
ここでリスニングをタップすると、
音声を選択する画面になります。音声は遅い速度で読むVOA Specialとネイティブな速度で読み上げるVOA Standardの2種類が用意されています。
新着の記事があると、ここにその数がバッジ表示されます。ちなみに、iOS4上のアイコンにもバッジ表示されるのですが、あれは避けられる機能が欲しいですね。
ネイティブの喋りに慣れたいのが目的でこのアプリを買ったので、ちょっと背伸びしてStandardをタップします。
配信されているVOAのニュースがリストアップされます。
何はともあれ、先ずはニュースをダウンロードしないと使えません。試しに、記事プレビューを1つタップすると、
サブメニューが現れ、ダウンロードするか聞いてきます。ダウンロードを選ぶと、
記事下のダウンロードプログレスバーが水色で塗られていき、ダウンロードが始まったことが分かります。 ダウンロードされた記事はダウンロードプログレスバーが消えて、記事プレビュー右側のダウンロード可能ボタンが「>」に変わります。
これをタップすると、
記事の内容に移り、テキストが表示されています。
画面下の再生ボタンを押すと、
お~、音声が流れ始めました。
読んでいるところが、青色で強調されます。このブロック単位でタップして好きなところから再生することも可能です。
音声の一時停止と再生は、画面下のボタンで好きなところからできますが、ブロック内で好きなところから始める事はできません。
ここは、単語単位で出来ると嬉しいですね~。ここもアップデートに期待です。
枠で囲まれた記事のタイトルか、画面右下のボタンをタップすると、実際のページかGoogle翻訳を表示します。
ネットには接続するものの、アプリ内で表示してくれるので、Safariへ移る鬱陶しさが無くて嬉しいです。
Google翻訳はメチャクチャな日本語なので、まぁ参考程度にしかなりません。ニュースページは写真入りで表示されるので、文意の把握も容易になるかもしれません。
話を記事本文に戻します。
単語を少し長押しすると、単語選択モードになります。長押ししたままスライドすると、単語を選べます。内蔵辞書に選んだ単語があると、画面下に意味のプレビューが表示されます。
音声は止まりますが、読んでる最中でも可能です。単語の選択状態をポップアップで見やすくしてくれるは嬉しいですね。
表示されたプレビューをタップすると、表示しきれていなかった部分と、お気に入りボタン、外部辞書連携ボタンが現れます。 単語の意味をフル表示した際に、もう少しだけ字が大きいと嬉しいですね。
お気に入りは、後述する単語帳のお気に入り表示に登録するためのボタンです。辞書につながるは、外部辞書連携のボタンです。外部連携させると、
最初に辞書アプリの起動画面が表示されて、辞書の検索結果の状態の画面が表示されます(辞書によって表示は違うと思います)!
内蔵辞書に載っていない単語や、熟語で調べたいこともありますし、より詳しい訳が調べたい事もあるので、この連携機能は嬉しいですね。
ちなみに、私は先日購入したスーパーアンカーを連携させています(辞書の追加方法は後述します)。スーパーアンカーは連携のAPIを公開していて、調べている間は単語の下に「呼び出し元に戻る」ボタンが表示されていて、いつでもiDailyに戻れます。
それをタップすると、
iDailyの、この画面に戻ってきます。お気に入りに追加できるボタンと、右下には他の外部連携辞書を選べるボタンが表示されてはくれるのですが、出来ればシームレスに元の場所へ戻れる設定も付けて欲しいところですね。
話は記事を選ぶリストに戻り、記事のダウンロードについて説明します。
記事リストには、画面下のインターフェースバー中央にソートできるボタンが並んでいます。
真ん中は、ニュースのカテゴリ別でソートされてます。左の●アイコンは未読順、右の時計アイコンは配信順でソートされます。新着記事には、NEWアイコンが付いてくれる細かい配慮は嬉しいです。
できれば、 気になる記事にお気に入りを付けたり、文字で検索できると良いなぁと思ってしまいました。今後のアップデートに期待です。
ちなみに、この手順が面倒であれば、右側のダウンロードボタンを押せば、すぐにダウンロードバーが動き始めます。また、連続してダウンロードも可能です。
更に、画面左下のボタンを押すと、リストアップされたダウンロード可能な記事を、一括ダウンロードし始めます。
但し、現時点ではダウンロードは1度に1つしか進まないようで、ダウンロード中以外の記事は、空のバーだけ表示されて待機状態になります。
ダウンロードはバックグラウンド動作するので、別の記事を見たり、別のアプリへ移っても大丈夫です。ただ、別のアプリへ移った時に、たまに待機状態のままになってしまって、押してもダウンロードが始まらないときがあるので注意が必要です。
ダウンロード済みの記事は、指定が無ければ永遠にiPhoneに残ったままになって、無駄にアプリデータを増やしてしまいます。リスト右上の編集ボタンをタップすると、お馴染みの削除モードになり、記事を1つずつ消す事ができます。
また、読み終わった記事は、後述する設定画面にて期間で自動消去する事もできます。
一括ダウンロードの際の注意点として、バックグラウンド動作をさせた際、ダウンロード完了をポップアップで表示してくる機能があります。
これが少々厄介で、iDaily内だろうと、別アプリだろうと、スリープ中の待機画面だろうと、ピポピポと連続で出てきて割と鬱陶しいです。これはポップアップさせない設定か、「以降すべて閉じる」を用意して欲しいところです。
ダウンロードした記事は、リスト右下の「<<」ボタンに隠されたインターフェースで連続再生ができます。
この状態では、iPodのように、リピート再生やシャッフル再生、記事を前後に送ることができ、音楽の代わりに聞き流しをするには丁度良い機能です。
もちろん、iPhoneのリモートヘッドフォンに対応しています。先日購入したワイヤレスレシーバーも対応していました。
と、ここまでが、iDailyの基本的な機能です。次に、メインメニューで選べる単語帳について説明します。
iDailyで調べた単語は、この単語帳で全てリストアップしてくれます。記事の画面同様、単語をタップすると内蔵辞書での意味プレビューが表示され、もう一度タップで詳しく表示と文例が表示されます。お気に入りと外部辞書連携も同じです。
ちなみに、画面はよく調べた順のソートらしく、回数が多いと文字が大きめに表示されます。
画面下の切り替えボタンでソートできます。中央のソートボタンのブロックで、左が先の回数順、右が時間順です。時間順の日付付きは、調べた状況を思い出す時のキーとして嬉しいですね。
真ん中のボタンは、お気に入りボタンを押した単語のみリストアップしてくれます。一番右にある雲へ矢印が伸びたボタンは、twitterで何かを投稿できるようですが、私はまだ登録してないので分かりません。
最後に設定画面です。基本的にはデフォルトのままで良いと思います。また、登録してきた設定を消去したり、ここの設定自体をリセット(初期状態に戻す)こともできます。
あと、前述の既読記事の期間による削除は、既読ニュースの自動削除で設定できます。
外部辞書連携も、ここで設定します。
設定済みの辞書が下にリストされていて、その中から常に優先して連携する辞書がデフォルト辞書です。
ネット上のYahoo!辞書と、EBPocket Proは最初から設定されています(EBの方は、辞書を購入してiPhoneにインストールしていないと使えません)。
新しく外部辞書を追加したい場合は、一番したの追加ボタンを押します。
辞書の名称は、好きな名前を入れます。
URLには、辞書との連携設定を入力します。ここは辞書によって違うので、辞書アプリのサポートページを確認しなければなりません。
幸い、先日購入したスーパーアンカーは連携APIを公開していたので、EBの例を元に少し工夫すれば簡単でした。
スーパーアンカーを連携させるには、辞書のURLに以下の文を入力します。
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gakkensuperanchor://search?TYPE=3&WORD=%25@&SOURCE=#R
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★★★最新版のiDailyからは、以下になります(%と@の間の「25」が不要)★★★
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gakkensuperanchor://search?TYPE=3&WORD=%@&SOURCE=#R
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URLをチェックするボタンで、連携が正しくできているかを、その場でチェックできます。ボタンをタップすると、連携先の辞書へ移り、testという単語が検索された状態になるはずです。
不要になった連携は、ここの削除ボタンで消す事もできます。
と、こんな感じで、iDailyはシンプルな機能ながら、細かい気配り的な配慮がされた良アプリでラッキーでした。
最近は、移動中のiPod代わりに聞き流し、気になる記事があったら機能を駆使して英語を調べるような使い方をしています。
iPhoneを購入した当初、こんな感じで英会話のヒアリングが出来たらなぁと思っていた機能を全て兼ね備えたアプリでした。今、一番気に入っていて、iPhoneの常駐フォルダにも入れちゃいました。