娘の小学校では、夏休みの工作でコリントゲームを作ってきた男友達がいたそうで、自分もコリントゲームを作って欲しいとせがまれました。
しかも、男の子たちが作ってきた紙とかじゃなくて、木で出来た凄いヤツ、というプレッシャーをかけられ、久々に木の工作をしてみることにしました。
工作は、牛乳パック帆船以来です。せっかくなので、工作するにあたって娘と一緒に考えて、娘にも工作をするときの手順を教えてやろうと思いました。先ずは、画用紙でブレーンストーミングです。
娘に書かせて考えさせましたが、、、
意外に夢中になってしまい、私の方が一生懸命なモードになってしまいました。
設計図が出来たら、材料の買出しです。ただ、我が家には電動ノコギリが無いので、材料をカットまでしてくれるホームセンターじゃないといけません。どうせなら近所で一番大きいスーパービバへ行く事にしました。
スーパービバで材料を買おうとすると、設計段階では見えていなかった盲点が噴出してきました(汗)。
発射機の仕組みなどは全く考えられていなかったので、現地でバネやシャフトを組み合わせて考えました。
一番悩んだのが木板のカットです。1カット50円くらいなので、出来るだけ少ないカットで済むようにカット指示書で普段使わない脳の領域をフル回転させることになりました。
気が付くと、材料が買い終わるまでに3時間近く娘と店でウロウロしていました。
これが買ってきた材料たちです。合板、クギ、木ねじ、蝶番、バネ、ボルト、ビー玉といった感じです。設計段階で想像していたより出費が多く、2500円近くかかってしまいました。。。まぁ、かわいい娘のためです。
まずはカットされた合板のバリ取りからです。学生時代に買ってあった棒ヤスリなどが役に立ちました。この作業は簡単で安全なので、娘にも手伝ってもらいました。
設計に沿って、組み立てのガイドラインをシャーペンで書き込みます。自分で設計したので、割りと適当です。
合板が3mmと薄いので、側面板を支えるのと発射機取り付けの補強のため、細い板を裏面に貼って置きます。
側面の板を付けて、土台が出来ました。正面と奥の板は裏側からクギを打ち、側面版は横からクギで打ち付けました。
油断していたのが穴開けでした。我が家にあると思っていた電動ドリルが無かったので、キリで穴を連発で開け、発射機の装填穴を開けました。キリなんて久々に使ったので、手に豆が出来るくらいしんどかったです。
考えてみれば、発射機自体の穴も開けなければならないことに気付き、急遽設計図を書き足しです。
で、発射機の部分を仮組みしたら、こんな感じになりました。
形が見えてきたところで、一気に作業は加速します。
そう言えば、装填用のレールは全体の幅より短いことに気が付きました。。。ちょっとウッカリが多くて反省です。家に小さなノコギリはあったので、短くカットします。
いい感じになってきました。
もう、この辺になると娘はほとんど参加しておらず、私一人の楽しみとなってきました。w
テレビのビフォーアフターの見過ぎかも知れませんが、ちょっとしたギミックも入れたかったので、脚は折りたたみ式で設計していました。
発射機から打ち出された玉が最初に通っていくカーブです。
木では難しそうだったので、画用紙を2重にしてボンドで固めたものを使うことにしました。その紙の板を曲げて、ボンドで木に固定します。
後は、釘師のようにクギを打ち付けていきます。この作業は娘もやりたがったのでやらせてみましたが、釘を真っ直ぐ打つのが難しかったようで、すぐに飽きてしまいました。
実際は、釘を打った板を後で組み込むのでしょうが、今回は先に箱を組んでしまったため、釘をキレイに並べて打つのは至難の技でした。かなり適当に打たれています。
あと、今回最大の失敗は、板が薄すぎたことでした。娘が持ち運ぶことを想定して、重量を軽くするために全て3mmの薄板にしたのですが、打ち付けた釘や木ネジが貫通してしまいました。
娘は出来上がったコリントゲームを見て、喜んでマジックで点数を書き込み、遊んでくれました。
設計から実物を作り上げるっていうのは、検討が足りてなかったり、上手く行かなかったり、想定外のことが起きたりして、けっこう頭の刺激になります。
ちょっとした工具セットと電動ドリルがあると、もう少し作業がラクになったなと思いました。