コレガの無線LANルーター11gでは実用にならなかった我が家の強力な壁を、いともあっさりと貫通したバッファローのAirStationを紹介しました（★iPhoneへの接続レビューもコチラに記載してます★）が、そのレビューではまだまだ真の威力を紹介しきれていないことが発覚しました。
前回では、AirStationの設置場所が玄関近くの部屋で、無線LANの電波を遮る青いエリアを越えて、リビングのＡ地点（39Mbps）や窓際のＢ地点（20Mbps前後）でも十分な速度でネットを使うことができました。
先日、娘が来春から１年生になるにあたって、今までパソコンルームとして使っていた部屋を明け渡し、パソコン関連の機器は隣の寝室へ移動する事になりました（涙）。
そして、移転先の部屋から再度計測したところ、このWZR-HP-G300NHはとんでもないポテンシャルを秘めていたことが分かりました。
なんと、リビングのA地点で130Mbpsになりました。
B、C地点でも130Mbpsです。
和室のD地点でも104Mbps出ています。
面白いのはリビングのE地点、つまりA地点と同じテーブルの奥位置です。
青いエリアからは回り込んだためか、同じテーブルなのに104Mbpsと落ちています。
これは青いエリアが電波を通しにくい事を裏付けていると思います。
さらに、ここからがWZR-HP-G300NHの真の威力発揮です。
倍速設定が可能な子機（バッファローの製品が無難）を使うと、距離はそのままに通信速度を文字通り２倍に高めることができます。
USB子機付きを購入したので、迷わず倍速設定にしました。
設定は簡単で、専用のウィザードを起動して言われるがままに次へを押していくだけです。
この後、暫くルーターと子機が設定のための通信をすると…。
A・B地点で270Mbps、
D地点やE地点でも216Mbpsと、本当に倍速で通信できるようになりました。
A地点でリモートデスクトップをすると、その場のＰＣを操作しているかのような錯覚に陥るほどのレスポンスです。
ここまで来ると気になるのが、11nの電波はどこまで届くのかです。
試しに、建物横にあるAirStationの設置場所から約20m離れた駐車場のマイカー（平置き）内から調べたところ…
なんと270Mbpsも出ているじゃありませんか！
車自体がアンテナになるからでしょうか…理解できません。
ネットも普通に接続できました。
これならカーナビのアップデートもネット経由でできるくらいです。
さらに、どこまで電波が届くかやってみたところ、13.5Mbpsと息絶え絶えながらも、20m以上離れた隣の棟の外（つまり路上）でマンションの中心くらいまで電波が届きました。
他にも11gのiPhone3Gsでさえ、階下の屋外廊下から接続できてしまいました。
さらに先日、首都圏でしんしんと雪が降っているさなか、かまくらのように雪が積もった車の中かから繋いでみましたが、全く問題なくWiFi接続できました。WiFi電波は、雪の影響を受けないようです。
WZR-HP-G300NH、恐るべしです。セキュリティを意識しておかないと、電波は拾い放題のようです。
もちろん、AirStationシリーズは最初からセキュリティが厳しく設定されているので安心です。
と言うわけで、今となっては自宅内で電波が届かない心配は皆無となり、どの部屋でも快適にネット接続できるようになりました。
バッファローのWZR-HP-G300NHにして正解でした。
