Oculus GoでVRへGO

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スマホVRの1000円ゴーグルから、次のステップへ進みます。

開封の儀

まずはOculus Go開封の儀です。


海外発送ということで梱包が若干心配でしたが、外箱ダンボールは結構頑丈なモノで送ってくれました。


パッケージはこんな感じ。一昔前のApple製品の箱みたいでそこそこオシャレ。


パッケージのサイズが非常にコンパクトで驚きました。
上に乗っかってるのは、サイズ比較用のiPhone5です。


パッケージがコンパクトなのにも関わらず、中の製品はしっかり守られています。


箱に格納されている様子も、かなりコンパクトにまとまってます。
キッチリ無駄なく収める感じが日本人的発想で好感持てます。


全部じゃないですが、付属品を並べた図です。
手前左下のが眼鏡スペーサーです。私は眼鏡使用者ですが、説明書見たら分解が必要そうだったので使ってないです。
リモコンは、自分で付属の電池とストラップを取り付ける必要があります(簡単です)。
説明書は、多国籍仕様で必要最低限のことしか書かれてないです。ただ、起動時にスマホにインストールするOculusアプリが必要で、アプリで使い方とか注意事項が動画付きで説明されるので問題ありません。
後述しますが、本体にキャプチャ撮影やシェア機能が付いているので、VRの中で誰かに教えてもらってねって発想なのかもしれません。

余談ですが、Oculus Goは、テレビCMはおろか家電量販店でも扱ってないので、Oculus Storeで買うしか入手方法がありません。さすが世界最大手SNS会社のFacebook、口コミで普及させるという自信の表れでしょうか。

MiniUSBケーブルとレンズ拭きが付属してるのも、準備に手間をかけさせないというおもてなしの心でしょうか。使い始めるまで至れり尽くせりで楽チンです。

本体はこんな感じで、見た目はもちろん重量もライトです。手に持つと軽っ!となるので、頭に着けても全然重くないです。
あと、私は上のベルトが鬱陶しかったので外しました。バンドはマジックテープで留まってるだけなので、脱着は簡単です。
この平らな前面に、アイマスクのような目とか付けたら面白いかもしれませんね。かつてiPhoneがケースのアートでオシャレに普及したように、ちょっと口コミで広がる要素をOculus Goに感じました。

初起動

初めてOculus Goを起動する時は、スマホが必須になります。
私はiPhoneですが、AppStoreで「Oculus」と検索すれば、輪っかのアイコンがあるのですぐに分かります。
iPhoneでOculusアプリを起動して、iPhoneとOculusのペアリングなどを進めたり、使い方や注意事項を確認します。
スマホが接続しているWiFiとOculus Goが接続しているWiFiが一緒だと、解像度は粗いですがスマホの写真などがGoの中で見れて面白いです(iPhoneの場合はアクセス許可が必要でした。上図の赤丸部分です)。
さらに、同一WiFiネットワーク内にNASなどがあって共有可能であれば、そのファイルへもアクセスできます。

コントローラー


1000円程度で売っているスマホVRとの最大の違いは、このコントローラーです。
Oculus Goのは3DoF(DegreeOfFree:3軸の自由度)なので、プレゼンなどで使うレーザーポインタのような使い心地になります。
大きな丸い部分がタッチパッド兼ボタンになってます。これでwebブラウザのスクロールなどを操作します。が、ちょっと使いにくかったのでOSアップデートで改善されることを期待したいです。
その下にある小さなボタン2つが、戻るボタン(真ん中)とホームボタンです。ほぼAndroidのそれと同じと考えて問題ないです。(OSがAndroidですし)

あと、人差し指の方にトリガーボタンがあります。コントローラで方向を決めて、このボタンでアクションを起こすという使い方です。
コントローラーは右利き左利きを決められるので、その辺も考慮されてそうです。

装着

Oculus Goの脱着は、普通にバンドを広げて簡単に着けられます。ただ、眼鏡をしている場合は、バンドを広げて着けようとすると大変な目にあいました。
こんな感じで左右のバンドの付け根をガルウィングのように回転させておき、顔面に当てた後でバンドを下に下げて着けると、眼鏡を着けたままでもスムーズに着けられました。


Goを装着した際、鼻が当たる部分の凹みは鼻の高い人種向けに作られているようで、日本人だと隙間が開きます。没入感を求めたいなら、100均かホームセンターでウレタンなどを買ってきて埋めるしかなさそうです。
でも、この隙間からGo使用中に外界を覗けるので、iPhoneを見たり机の上に置いたコントローラを掴むのに、意外に重宝します。w

イヤホン


Oculus Goには簡易スピーカーが付いてるので、イヤホンがなくても音は聞こえます。
でも、自分しか分からない音が外に漏れてるのはアレなので、やっぱりイヤホンはあったほうが良いです。ただ、GoはBluetoothイヤホンに対応してないようなので、右側面にあるイヤホンジャックに有線で繋ぐ必要があります。
私は最近、iPhone付属のイヤホン以外は全て有線のイヤホン/ヘッドホンを駆逐してしまいました。たまたま持っていたBTヘッドホンに、バッテリーが切れた時用の有線ジャックが付いてたので、たまたま持っていたジャバラの有線ケーブルを付けて使うことにしました。ジャバラのケーブルだと伸び縮みするので、ゴーグルの脱着時にコネクタ接続部分への負荷が軽減できそうで良いです。(ただジャバラのケーブルはただでさえ重いので、快適さを追求するなら軽くて必要最低限の長さので良いと思います)
iPhoneのイヤホンでも十分なのですが、没入感を追求するとヘッドホンがオススメです。

VRへGO


Oculus Goの中に入ってみると、OSはこんな感じです。スマホとは全然違って、コントローラーを使ったり首を回して操作するので、新鮮で楽しいです!
10年前にiPhoneを初めて触った時もそうでしたが、この感動は新しいモノに触れる醍醐味ですね。

画面下のコントローラパネルには、「録画」や「写真を撮る」、「写真をシェア」などGoの中をキャプチャする方法が予め用意されています。簡単にfacebookで投稿できるので、口コミで流行らせる方法も用意周到というところがさすがです。ただ、投稿先にtwitterやLINEも用意して欲しかったですね。今後の改善を期待します。

webブラウザ


Oculus Goではwebブラウザが標準で付いているので、インターネットを見るのもサクっとできます。しかもタブブラウザー!。画質は粗いですが、youtubeなども見れました。
ただ、入力用のキーボードが英語しか打てないので、OSのアップデートで日本語入力に是非対応してほしいところです。これができれば、youtubeのコメントや、twitterなども楽しめますので。
あと、希望する機能を挙げるとキリがないですが、是非ともキャスト機能を付けて欲しいです。1人で楽しむぶんには不要ですが、家族や友人と一緒に楽しむ際はVR内の様子が画面に出た方が良いですし、周りの人がVR内の様子を知る術が全くないので。
大画面テレビにキャストする必要もなく、パソコンやiPadなどに表示させるだけでも良いと思います。
特に、初めてプレイする人に操作を教える際、外野はプレーヤーの状況を想像しながら教えなければならないので大変です。
Daydream Standaloneには付いているし、同じAndroidベースなのでChrome Castに繋がらないはずがないと思うのです。

感想

無料のゲームアプリなどを試してみましたが、まだまだOculus Goのコントローラに最適化されたアプリが少なそうですし、画質の粗いゲームが多いので、アプリを開発する立場の自分にとってはブルーオーシャンに見えました。
スマホVRじゃなくて、ちゃんとしたHMDを使ったら、VRの面白さが分かってきたので開発意欲も湧いてきました!

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