kobold2d v2をインストールしてみた

前回、cocos2d v2をインストールしたものの、xcodeのARCに完全対応するにはテクニックが必要ということで、面倒くさいのがキライな私はkobold2dをインストールすることにしました。

kobold2dは、cocos2dをベースに拡張機能を持たせたフレームワークということらしく、最初からARCに対応していることが最大の特徴っぽいです。
簡単なドキュメントなら公式サイトに日本語のものもあるので、少しは安心そうです。(復活してました)

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ダウンロードページはこちらです。
私がダウンロードした2013年4月頃はバージョンが2.1.0で、インストーラーは「Kobold2D_v2.1.0.pkg」というパッケージ形式でした。

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pkgファイルをダブルクリックすると、こんな感じのインストーラーが開きます。
日本語なのが嬉しいですね。

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後は言われるがままに「次へ」ボタンを押して行くだけです。

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公式ページに書いてある通り、kobold2dはホームディレクトリにインストールされます。

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Starterプログラムをダブルクリックで起動します(公式ページに書いてある通り、注意点としてはXcodeを終了してから起動しないといけないようです)。すると、予め入っているテンプレートを選べます。
やっぱり、まずはHelloWorldですね(Hello-Kobold2dですけど)。
「Add to Workspace」は、とりあえず何も入れなくとも良いとのことです。過去に作ったワークスペースがあると、プルダウンで選べるようになります。
私はワークスペース名を「learning」としてみました。入力すると、その名前で新しいワークスペースが作られます。
「New Project Name」は、プロジェクトファイル名(.xcodeprojファイル)なので、これも任意で適当に付けます。私は「myFirstKobold」とか付けてみました。
この3つを決めたら「Create Project From Selected Template」を押すと、、、

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Xcodeが開いてプロジェクトが生成されます。
テンプレートが入るせいか、Indexingに結構な時間がかかります。

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Indexingが終わったら、すぐさまiOS5.1のシミュレーターでRunしてみました。
当然なのかもしれませんが、何のエラーも出ずにバッチリ動作しました。

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XcodeにAddされたファイルはこんな感じになってます。
同じワークスペースの中の一番下に「Kobold2D-Libraries」があるのがミソみたいです。
確認したら、プロジェクトの「Build SettingsのObjective-C Automatic Reference Counting」も、ちゃんとYESになってました!

さっきのStarterプログラムの「Add to Workspace」で既存のワークスペースをプルダウンから選ぶと、新しく追加するプロジェクトはそのワークスペースに追加されます。
試しに、さっき作ったlearningワークスペースで「Particle-Effects」テンプレートを選んで「Create…」してみました。

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プロジェクトのスキームでParticle-EffectsをアクティブにしてRunすると、cocos2dのパーティクルサンプルが見れました。

こんな感じで、インストール後に先ずは簡単なテンプレートを試すことができたので、結構このままグイグイと行けそうな感じがしてきました。
次は、「cocos2d for iPhone レッスンノート」のレクチャーにあった「Asteroid」を、このkobold2dへ移植していくつもりです。