神経衰弱ゲームを作る:15歳からはじめる iPhone わくわくゲームプログラミング教室(3~4章)

第2章まで、iPhone開発入門書によくある基本を学習した後は、いよいよ実際にゲームを作りに入りました。

ゲームは神経衰弱です。ActionScriptを学習し始めた時も、プログラムの流れを掴むのに神経衰弱を作ったのが役に立った記憶があります(ウチのサイトにもあります)。

ActionScript(即ちFlash)の時は、ステージに画像部品を配置して、タイムラインでアニメーションさせながら作れたので、出来上がりを目で確認しながら作ることが出来ました。
Objective-Cにはタイムラインが無いので、プログラムで生成するレイヤーをどの様に使うか考えてから作る必要があると言う点に違いを感じました(言語としてはActionScriptの方が異色)。
まぁ、本の通りに作ればゲームが出来上がるので、最初は何も考えずに作ることができます。

出来上がったゲームの映像です。本書にはCD-ROMが付いていないので、素材を自分で用意する必要があります。
画像を作るのが面倒だったので、手を抜きましたw。音は、持っていた著作権フリー音源を使いました。
(素材が入ったサンプルプロジェクトは、コチラでダウンロードできます)。

■第3章「神経衰弱で基本をつかめ ~CoreAnimationの基本~」
物凄く丁寧なプロジェクトの作成方法から始まりますが、「よくわかるiPhoneアプリの教科書」のようにインターフェースビルダーを使わず、ソースコードだけでガシガシと書いていくことになります。
読み込んだ画像をObjective-Cで呼び出す方法や、読み込んだ画像をレイヤーに当てハメていく方法を経て、レイヤーを配置する方法、アニメーションでレイヤーをひっくりかえす方法、座標、処理のロジックなどを学習していきます。
カードが揃ったら消すという処理を2枚のカードだけでテストし、ランダム関数を使ってカードを敷き詰める方法を学習して第3章が終わります。
この章だけで、結構なボリュームです。

■第4章「神経衰弱に演出をつけよう ~効果音と画面切り替え~」
最初に、音素材を読み込んで、Objective-Cで再生する方法を学びます。サウンド再生のモードが一覧表にまとめられていて、「あのアプリはこう言うモードで動いていたのか!なるほど~」なんて、今まで使ったアプリの裏側を知った気分になれました。ActionScript3で音を再生させるような面倒くささを感じました。
音付けが終わったら、「よくわかるiPhoneアプリの教科書」でも学習したDelegateを使っての画面切り替えを学習します。
スタート画面とクリア画面を実装して、ゲームは完成です。
ただ、1点だけソースコードにバグがありました。これは、前述のサンプルプログラムをダウンロードすれば分かりますが、ダウンロードする前に推理してみるのも面白いかもしれません。

と言う感じで、念願の「通しでアプリを作る」を学習できました。サンプルでも、1つアプリが出来上がると、かなりモチベーションが上がります。
次は、落ちモノ系ゲームがサンプルらしいので、もう少し頑張って学習を続けたいと思います。

ワケあって、cocos2dを学習すべく別の本へ乗り換えました。w

★★★自作iPhoneアプリをAppStoreでリリースするまでの道のり★★★