vinelinux6を自宅サーバーへセットアップ:wordPress引越し編

vinelinux6のインストールから、wordpressに必要なパッケージのインストールまで終え、旧サーバーから新サーバーへwordPressを引越しする準備が、やっとこさ整いました。

でも、このwordPressの引越しが、予想していたよりも簡単でした。

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やることは主に2つです。

1)旧サーバーにあったhtmlフォルダ下の実体ファイルを、新サーバーの同位置htmlへコピーする
2)phpMyAdminを使って、旧サーバーのDBを.sqlでエクスポートし、新サーバーのphpMyAdminでインポートする

ポイントは、旧サーバーと新サーバーで、ディレクトリの構成などを全く同じにすることです。


■実体のコピー:

まず、用意しておいた旧サーバーの実体データを、vinelinuxに元々入っているgFTPなどを使って、新サーバーのhtmlフォルダ下へコピーします。
実体データとは、「/apacheのDocumentRootで設定したパス/html/」下のブログフォルダやら.htmlファイルやら、ゴソっと一式です。

全部丸ごと移したら、移したフォルダーのパーミッションと権限を変更します。

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  • パーミッション:
    chmod –Rf 755 /apacheのDocumentRootで設定したパス/html/ブログのフォルダ/
  • 権限:
    chown –Rf (ユーザ名):(グループ名) /apacheのDocumentRootで設定したパス/html/ブログのフォルダ/

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ブログのフォルダが複数ある場合は、複数分のフォルダを同じように設定します。

あと、必要があれば、ブログフォルダ下にあるwp-config.phpの以下を、旧サーバーお環境に直します(そのままコピーであれば、直す必要は無いはずです)。
define(’DB_NAME’,’「DBの名前」’);
define(’DB_USER’,’「DBユーザーの名前」’);
define(’DB_PASSWORD’,’「DBユーザーのパスワード」’);


■DBのインポート:

旧サーバーでphpMyAdminをインストールしていた場合、新サーバーへhtml下を丸ごとコピーすれば、phpMyAdminも一緒にあるハズです(入れて無い場合はインストールします)。
phpMyAdminのディレクトリーへアクセスして、旧サーバーと同じ名前で、ブログ分のDBを作ります。
DBを作ったら、DBのユーザーも旧サーバーと同じようにphpMyAdminで作成し、作ったDBのユーザーにして、管理者権限を与えます。

あとは、バックアップしてあった.sqlファイルを、今作ったDBへインポートしていくだけです(ここで「そんなデカイsqlはインポートできない!」とエラーが出る時は、パッケージインストール編で設定したphp.iniのメモリ量を増やす必要があります)。
必要があれば、DBのoptionsテーブルのsiteurlを直します。

これで、ブラウザからブログへアクセスすれば、問題なく動作するハズです。
iPhoneのwordPressアプリで、ブログ投稿リストを更新すると501エラーが出て真っ白になる場合は、パッケージインストール編で設定したphp.iniのメモリ量を増やす必要があります)。


ここまで出来たら、ブログを外部公開できます。
ルーターで、ポート80を新サーバーのipへ繋ぎこんで、ブログの外部公開完了です。
次は、diceをインストールして、ダイナミックDNSが途切れないようにしたいと思います。