「ついに、iPhoneの写真もフォルダ分けが出来るようになった!」
写真アルバムに追加ボタンが付いて、思わず心の中で叫びました。でも、ちょっと何か様子が違うようです。
先に説明してしまうと、見た目にはフォルダ分けっぽいですが、挙動を見ると、カテゴリ分けやタグ付けっぽいです。まぁ、実際の機能の名前は「アルバム」ですから、フォルダでは無いことは確かです。w
そこで、どう言う機能なのか、実際に使って試してみました。
まずは、素直にこの機能を使ってみます。
先にフォルダを作るか、写真を選んでから新規フォルダを作るか、2通りの方法があります。
■先にフォルダから作る方法
カメラロールで編集をタップします。
カメラロールまたは既存のアルバムから写真を選んで、作ったアルバムに写真を追加します。
写真は一度に複数選択できます。
作業中のアルバムでは、選択済みの写真がグレーアウトするなどして選べなくなると使いやすくなるのにな、と思います。
もちろん、ここで写真を選ばずに、空のアルバムだけ作っておいて、後で写真を追加することもできます。
あとは、写真を入れる先のアルバムを指定すると、写真が入っていくアニメーションが表示されて、アルバムへ格納されます。
■先にカメラロールで写真を選ぶ方法
写真を先に選ぶ場合は、カメラロールやiTunesで同期したアルバム、またはアルバム機能で作ったアルバムで、右上の矢印ボタンをタップします。
新規アルバムに追加します。
もちろん、ここで選んだ写真を既存のアルバムに追加することも出来ます。
これで、選んだ写真が入った状態で、新しく作ったアルバムが出来ます。
さて、一通りアルバム機能の説明が終わったところで、冒頭の疑問点「フォルダ分けと言うより、タグ付けに近い?」のワケを説明します。
まず、先ほど作ったアルバムの中身を確認します。ちゃんと、選択した写真が入っています。
ここで、パソコンのフォルダ的な感覚で行くと、元のカメラロールからは写真が無くなって移動したハズですが、、、
あれ?カメラロールにさっきの写真が残っているではありませんか。
これは、アルバムに格納された写真をカメラロールで消そうとしてみると、どういうことか分かります。
「すべての場所で削除」。つまり、アルバムで分けた写真は、フォルダ分けというよりも、写真のタグ付けに近い機能(ToDoアプリなんかでよくある、予定に複数のキーワードを付けて、様々な切り口で予定の表示を整理できるアレ)なのです。
<追記>—–
タグ付けじゃ分かりにくいので補足です。Windowsで言うところのショートカットみたいな感じです。写真の実態ではなく、ショートカットをフォルダ分けした感じになります。
追記>—–
ちなみに、このアルバム分けは、作ったアルバムから、さらに別のアルバムへ格納することも出来ます。
もちろん、iTunesで同期したPCの写真も、作ったアルバムへ格納することが出来ます。
まぁ、少々慣れが必要ですが、今までのように全く分類出来ないよりは、歓迎すべき改善だと思います。
これで、人に見せたい写真があるのに、「ちょっと待って~」とカメラロールをスライドしまくらなくても、予め見せたい写真を整理しておけるようになります。