慌てて立てた我が家の地震対策

東北関東大震災で揺れの大きさに度肝を抜かれ、我が家も慌てて地震対策をすることにしました。

今まで、自宅では震度4程度の地震しか体験したことが無く、今回の震災で関東でも大きな地震が起きることが分かったので、家具の転倒防止から見直すことにしました。

★家具転倒防止対策
我が家で背の高い家具は、台所にある食器棚が1つあります。棚が倒れても、中の食器が落ちても大変ということで、棚を固定することにしました。

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震災直後の3/12に、長津田にあるホームセンター「スーパービバ」へ家族で行きました。店も天井が落ちる被害があったようで、今回の震災被害は関東でも大きかったことを、この時初めて実感しました。
ただ、この日の災害対策商品棚は既に空っぽで、つっかえ棒の入荷は何時になるか分からない状況でした。その時に残っていたもので、棚の下に傾斜が付いた帯を敷いて棚を壁側に傾けることで、棚が手前に倒れて来難くするというアイデア商品があったので、つっかえ棒が入荷されるまではこれで凌ぐことにしました。
(量り売りで、1メートル800円程度です)

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翌週、ようやく災害対策商品は補充され、つっかえ棒も豊富に売っていたので、早速買ってきて取り付けました。天井から棚の天面まで35cmも空いていたので、やはり付けてみるとしっかり固定された感があります。もちろん、ここに置いてあった重い鍋などは、面倒でも別の部屋に移すことにしました。

次にテレビです。
震度5以上の地震だと、買ったばかりの液晶テレビも容赦なく揺れます。今まで何度かあった余震でも倒れなかったのが不思議なくらいです。

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そこで、テレビも倒れないように固定することにしました。
我が家には、壁に写真を吊るすレールがあるので、そこからテレビ両脇の空気取り入れスリットまで釣り糸で留めました。

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さらにテレビの脚に打ち付け用の穴があったので、木ネジでテレビ台に固定しました。

★飲料水対策
我が家のマンションは、水道水を電動ポンプで吸い上げる仕組みなので、停電すると水道が止まってしまうという弱点があります。
雷が落ちる程度の停電であれば、復旧に時間がかからないので気にならなかったのですが、震災後は計画停電で長時間でも電気が止まることが珍しくなくなりました。
そこで、2リットルペットボトル入りのミネラルウォーターを数本以外に、万一のための水を確保することにしました。

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先ずは、メデタンクという20リットルの水道水が入るポリタンクです。

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興味深いのは、水道水を入れて3年程度放置しても飲料水として使えることです。

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このポリタンクの秘密は光触媒にあります。自然光(直射日光はポリタンクがダメージを受けるのでダメ)が当たる場所に置いておけば、光触媒のおかげで水を飲料水として維持できるというワケです。

次に、生活用水です。
当然、水道が止まれば、水洗トイレも止まってしまいます。これに対しては、お風呂の水を入れ替えるまでの間、溜めておくことにしました。

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お風呂には、アカパックンを必ず入れておくことで、汚さを軽減するよう徹底することにしました。これは、ポリタンクの水も切れてしまうという万一の際に、この浄水器を使って飲料水にするためです。


浄水器は、スーパーデリオスという携帯浄水器を買いました。多少のばい菌が入った川の水でも18秒で300mlの飲料水にしてしまうスグレモノです。水道水なら200リットル程度のろ過能力があります。

★情報源対策
地震などで大規模停電が発生すると、携帯や電話などのインフラもやられる可能性があります。停電すれば、当然テレビは見れません。


そこで、ラジオ付きの手回し発電LED懐中電灯を買いました。
嫁の携帯にはワンセグが付いてますし、私のiPhoneには3G回線で聞けるラジオアプリが入ってますが、これらの機器の電池は様々な外部バッテリーを準備しても24時間以上は持たないだろうと思います。
電池の要らないラジオ兼LED灯は、最後の砦というワケです。

★連絡と集合場所
地震が起きた際、困ったのは家族との連絡手段でした。地震直後に慌てて会社からかけた固定電話で、自宅の留守電にメッセージを1度入れたきり、携帯も固定もメールも暫く繋がらなくなりました。
こんな事態になることは薄々分かっていたのですが、何の準備もしていなかったので災害伝言板すら使い方が分からない状態でした。結局、嫁は近所にある嫁の実家に娘と避難していたのですが、それを知ったのは地震発生から5時間経った後で、家族の安否が分かるまでずーっと不安でした。
この事態を反省して災害用伝言板というアプリをiPhoneに入れ、大型の地震に遭ったら、先ずは安否と居場所を連絡しようと嫁と決めました。
また、家族の共通避難場所を第3候補まで決めました。自宅近所の学校2つと公園です。最悪の場合は、連絡が取れなくても集合することが出来ます。

ほとんどが当たり前の対策かもしれませんが、身に危険が迫らないと人間なかなか行動に移らないものです。これらの対策で、暫く続きそうな余震を乗り切っていくつもりです。