フラップタイプのケースでiPhoneを電子手帳風に使う

IMGA0008 
iPhoneを使って1年ほどの間は、画面に保護シートを貼ってシリコンのケースを付けていました。ただ、シリコンのケースが少し緩んできたり、モバペンは保護シートが付いたiPhoneだとイマイチ使い勝手が悪いので、思い切って保護シート無し+フリップケースの組み合わせにしてみました。(シリコンケースは今でもFitForRhytmなどをやる際に着せ替えて使っています。)

IMGA0002
購入したのはレイアウトのフラップタイプレザージャケットです。フリップケースにしたのは、保護シートを外してしまうので、使わないときは画面を保護する機能をケースに持たせたかったからです。
iPhone自体は3GSからキズが付きにくい画面を使用しているそうなので、使用中は保護シート無しに踏み切ることにしました。
また、このケースを選んだのは、値段が安い割りにAmazonでの評価が高く、フタを締める金具がマグネット式ではなくてボタン式だったからです。マグネット式だと、ジャイロが狂うのでMapなどが使えなくなってしまうのです。
あと、フラップタイプにしたのは、単純に電話しやすいと思ったからです。

IMGA0003 
箱の裏面です。オマケでiPhoneの視聴スタンドになったり、ケーブルをまとめられる樹脂部品が付いていることが書かれています。

IMGA0006 
付属品一式です。合成革と言えどレザーなので、乾燥剤が入っています。マニュアルは簡素です。

IMGA0002
iPhoneを装着してフタを畳んだ状態です。こちら側には、カメラ窓、フタのボタン、非接触ICカードポケット、キーホルダー装着リングなど、ケースの主な機能すべてが付いています。
カメラ窓は必要十分に開いていて、iPhoneさえしっかり固定されていれば、窓の周囲が写る事はありません。
マナーモードスイッチと音量ボタンは露出しているので、ちゃんと使えます。

IMGA0016
カードポケットには、こんな感じでスライドさせるようにカードを入れます。
厚みのある非接触ICカードなら、キツ目に入るので落ちる心配はありません。

IMGA0003 
反対側の面はフラットになっています。

IMGA0013 
フタを開くのは簡単です。iPhone裏面でボタンを外して、

IMGA0011 
フタを縦方向に回転させて開けるだけ。つまりフラップ式です。
片手でやるには度胸とテクが必要ですが、男性の手なら問題ない大きさだと思います。ただ、購入当初はボタンの締りがキツイので、何度か開け閉めして緩くした方が良いです。
このフタの裏地にも柔らかいスウェード調の生地が貼ってあり、画面を保護してくれるだけでなく、ポケットなどに収納した際の適度な揺れで画面をキレイにしてくれます。

IMGA0006 
iPhoneの装着もラクです。ただ、ここに落とし穴がありました。これについては、面倒な調整をした方が良さそうだったので後述します。

IMGA0008
フラップタイプなので、持つときはこんな感じでフタを垂れ下げた状態で使います。
男性なら片手でも十分出来る大きさです。

IMGA0009 
フタを反対側までひっくり返すと、こんな感じです。
このままだと傾斜が緩いのですが、画面拭きのアクセサリーを付けて、フタとケースの間に挟んで傾斜を付ければ、簡単な据え置き台としても使えます。

結果として、保護シートを付けないiPhoneをフラップタイプのフタでしっかり保護して、電話としても電子手帳としても使いやすいという理想どおりの使い勝手になりました。オマケに、キーホルダーやPASMOも入れられるようになって、ケースの利用価値が高まりました。

IMGA0010 
さて、ここからはネガティブな話です。Amazonのレビューに書かれていたのですが、このケースにはリスキーな欠点があります。
iPhone本体を挟む樹脂部分の締りが悪いのです。特に長い方の側面の樹脂が緩い感じで、形状はiPhoneに沿わせているようですが、ピッタリしていません。この辺りは、さすが中国製です。
で、これによって何が起きるかというと、最初の内はそれほど問題ないのですが、段々iPhoneの締め付けが緩んで、最悪の場合はスポっと外れてしまうそうです。しかも、装着方向だけでなく、掴みが甘い事で画面方向にバガっと外れる可能性もあります。
Amazonでレビューを書いていた方は、実際に外れてiPhoneを落とし、画面を割ってしまったようです。。。
私は購入してまだ2~3ヶ月ですが、レビューを見ていたおかげで、使用時はグイっと掴んで使っており、未だ落としそうになったことはありません。
ただ、樹脂の掴みが甘くなる爆弾を抱えている事には変わり無いので、樹脂を変形させて掴みをキツくすることにしました。

ここからは、改造の話です。真似する場合は、自己責任としてください。

IMGA0017 
準備するものは、ラジオペンチと熱するための金棒(五寸釘のようなもの)、ヤスリと雑巾タオルです。

IMGA0018 
先ずは金棒を火で熱します。樹脂が溶ける程度なので、軽くで十分です。
あまりやりすぎると、持ってる柄が熱くなるのでヤケドしないように注意が必要です。
乾燥した冬は火事になりやすいので注意

溶かす 
iPhoneを挟む部分の内側を少し溶かして柔らかくします。金棒の熱にもよりますが、意外にすぐ溶けるのでやり過ぎないように注意が必要です(あとヤケドにも注意)。
小学生の頃にハマったプラモデルの改造を思い出します。
樹脂が変形するくらい柔らかくなったら、金棒は置いて、指でグイグイ形を調整します。

やする 
樹脂が冷めるまで形を保持しておき、冷めて元通り硬くなったら、溶けてガタガタになった樹脂をヤスリで磨きます。iPhoneにキズを付けない程度で十分です。
ちなみに、この棒ヤスリはダイソーで100円で売ってたヤスリセットの中の1つです。

IMGA0015
IMGA0022 
上が調整前で下が調整後の写真です。調整後は、ガッチリ鷲掴みする形状になりました。

IMGA0023 
上から見るとこんな感じで、装着口の部分の側面を立たせています。

IMGA0024 
iPhone装着時です。まだもう少し側面を立たせたいところですが、調整前よりもガッチリと掴んでいるので、これで使ってみて少し様子を見ようと思います。

<追記>—–
樹脂部分を調整した後は、iPhoneをしっかり掴むようになり、落ちる心配は激減しました。

IMGA0010
ただ、入り口ばかりが曲がっているのが気になったので、同じ手順で奥のほうも曲げ、側面を全体的に立たせてみました。
今度は、iPhoneをスライドしてケースを装着するのがキツいくらい、完全にガッチリ掴むようになりました。
これで落ちる心配は皆無になりました。
ただ、あまり片一方ばかり寄せすぎると、写真を撮った時に窓のフチが写ってしまうので、やりすぎには注意です。
</追記>—–

<追記>—–
picture1
このケースは、フリップ式のフタで覆ってiPhoneを守る強みはあるものの、そのフタがデメリットになる弱点もあります。充電中はフタが閉められないことです。orz
そこで、充電コネクタ部分にカッターで穴を開けました。

 

picture2
この穴のおかげで、充電中もフタを閉じてiPhoneの最も大事な液晶部を守ることができます。
穴を開けるコツは、充電ケーブルのコネクタよりも穴を少し大きく開ける事です。ただ、やり過ぎるとフタの繋ぎが弱くなるので程々に。あと、穴を開ける部分に厚紙が入ってますが、繋ぎ部分のは残しておいた方がイイです。そのためには、断面が綺麗になるようカッターで丁寧に切る事をオススメします。
</追記>—–